2008-04-04 (Friday) 晴のち夕立 安静時心拍数 54 [長年日記]
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勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─(勝間 和代)
まず、例のごとく端書きを読んでみると
この本は、「利益の生み出し方」について悩んでいるビジネスパーソンに捧げる本です。
と最初の一文で言っているのですが、
今、国内市場の成熟化を背景に「利益の生み出し方」が、トップマネジメントだけではなく、中間管理職や現場の社員にまで求められる時代になっています。
と、読者対象の範囲が社会人一般に拡張されています。一見矛盾しているかもしれませんが、経営者はもちろん、管理職や一般職すべての人に読んで欲しいということでしょう。
第1章では「なぜ、利益の概念が必要なのか」ということを経済環境や統計データから説明し、売上でなく利益が重要であることを述べています。
第2章からは勝間式「万能利益の方程式」として
利益=(顧客当たり単価-顧客当たり獲得コスト-顧客当たり原価)×顧客数
を掲げ、第3章で「利益を上げる方程式の解き方」を、第4章から第7章にかけては各変数を1章ずつ丁寧に説明していき、最後に第8章でまとめという形態を取っています。
第3章以外は納得したのですが、どうも第3章は納得できません。というのも、顧客単価、顧客コスト、顧客原価、顧客数の4つの変数に独立性がなく、各変数間に強い相関関係があるため、「万能利益の方程式」を解くのは容易ではないからです。私は「万能利益の方程式」を解くのではなく、利益関数のパラメータとして顧客単価、顧客コスト、顧客原価、顧客数があり、利益が最大になるようにこれらのパラメータを適切に選ぶことなのではないかと思うわけです。さらに時間依存なのですが、それは置いときましょう。そうすると代数的には解けないので数値解析的なアプローチが無難な選択でありその道具の1つとして統計的手法があるよということになるでしょう。具体的な道具の一つとしてR言語があって便利だね。。。ということになるかと思います。定量的な解説は少なめですが、具体的な例として、携帯電話業界、システム業界、ゲーム業界の実例を挙げて一般人に分かりやすい工夫がなされています。
腑に落ちなかった点としては
p.126 Rはフリーウェアですので、お薦めです。
フリーソフトウェアの間違いでは?
p.206 付属しているJava等の言語の機能を下げる等で、ソフトウェアの開発費を減らすと共に、
「言語の機能を下げる」ってどういうこと?といった具合にツッコミどころはあるのですが、全体的には良いのではないでしょうか。
経済には疎いのですが、少しずつ勉強していきたいと思います。まずはお金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践「金融リテラシーを身につけるための10のステップ」を確実に実践することですが。
東洋経済新報社
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